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運命☆改革 《参照200有難うございます!》 ( No.47 )
日時: 2012/08/05 10:35
名前: みお (ID: VEcYwvKo)


笑わせることが、契約条件……だと?

ふざけた内容だ。
笑いたいなら、ネタはどこにでも…。


「あの〜蓮巳さ〜ん、最近笑った話ってなんですかあ〜?」

吼弼が言う。
あれ?こいつ、起きてたの?
別に起きなくてもよかったんだけどな。


「あぁ…5年前にカエルがオタマジャクシから育つと聞いて笑ったの」

蓮巳がぷ、と顔をゆがませた。


「あ、笑った」
「こ…これは違うのじゃ。そなたが笑わせた訳ではないのでな、早うせい」


何、意外とレベル高い?
っていうより、蓮巳のツボ絶対おかしい。


「一つ聞いていいか?蓮巳を笑わせたら、子の刻が解放される、ってことだよな?」
「そなたの子の刻は…な」
「って事は、亜華————他の人は?」
「自由な思想が与えられるだけじゃ。もし、そなたが凄いお人よしで、他の者の未来を解放させたいのであれば、時の番人12体と契約を結んだ後に、雅楼様と最終契約を結ばなければならぬ」


お…お?
紅音混乱中☆

「雅楼…?」
「まあ、余談じゃ。はやくせんと、子の刻が終わるぞ」


今は12時くらい。
残り、1時間だ。


「あの…紅音殿、これを…」

そういって吼弼が差し出したものを見た。


『吼弼秘伝☆笑いの原点、ここにアリ』

俺はページをめくる。

『超能力者として活動しているA君がいた。
 A君の特技はスプーン曲げだった。
 あるとき、私はあるレストラン内でA君にスプーン曲げをせがんだが、A君に断られた・
 「ここのスプーンは、よく折れるから」と。』


『毎日、違う電車に乗るカップルがいた。
 それぞれの電車が走行中にすれ違う時、二人は、スケッチブックに文字を書き、すれ違う瞬間に読めるか、読めないかというゲームをしていた。
 その様子を毎日見ていたおじさんによると、彼女の方は毎回読めなくて、彼氏の方は毎回読めたという。
 ここからは、彼女と彼氏のスケッチブックでの会話。
 彼氏「大好き」
 彼女「読めない!」
 彼氏「好きです」
 彼女「分かんなーい」
 (彼氏は、彼女が毎回読めていないことに気づく)
 彼氏「ばーか」
 彼女「早すぎる」
 彼氏「さっさと読め」
 彼女「何?」
 彼氏「別れよう」
 彼女「何で?」

 実は、彼女は毎回読めていたが、彼氏に好きと沢山言ってもらいたいがために読めないふりをしていた。
 その後、二人はそのゲームをやめ、別れたという。』


『吼弼、ネタ切れ☆』


「2つで終わりかーーーーーー!!!!!!!!!!!」
「もともと、面白い性格でもないですしね」

吼弼がさらりと言う。

「もう帰るぞ」

蓮巳も不機嫌になってきた。

どうしたらいいんだよ。
誰か助けてください。