コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- 第一話 俺はなぜこの高校を受けてしまったのか。 ( No.4 )
- 日時: 2011/12/22 19:16
- 名前: 秋山レキ (ID: Xnk5AhLs)
4月が始まったくらいの頃。
俺は、入試をしていた。
唐沢高校という高校だ。
まぁ俺のランクなら、ミスさえしなけりゃ行けるだろうという高校だったので、
俺は楽々合格した。
そんなことを頭に浮かべながら、俺は登校する。
今日は、入学式だ。
なぜ唐沢高校を選んだかって?
それは、家から近かったのと、平均的な、高校だったからだ。
特別天才もいなけりゃ、呆れるほどのバカもいない・・・って、
いた。
1人いた。
「俺の幼馴染で、成績は良いが、行動はバカな奴が。」
「だ〜れが、行動はバカだ〜〜。」
ビクッ!
凄くデカイ声で、誰かが言った。
俺はすぐさま後ろを振り向いた。
後ろには、氷上つららがいた。
幼馴染で、黒く縛っていない長い髪に、身長は高く、その・・・なんだ・・・
す・・・スタイルが良いというのか、なんと言うか、
いわゆるきょ・・・巨乳な訳だ。
そいつは身体を斜めに折り、上目使いでこちらを見てくる。
「な、なんだ、つららか」
俺は、呆れるような、安心するような声で言った。
「何だとは何だ、紅ク〜〜ン」
少し怒ったような態度で、つららは言った。
俺は返答するのがめんどくさくなったので、話題を変えることにした。
「それより、なんで俺の心の中を読めたんだ?」
「えっ!心の中で言ってたの?思いっきり、声に出てたけど・・・」
そ・・・そうだったのか。
なんか恥ずかしい人みたいじゃないか・・・。
くっ!
「けど、そういうはっきり言うのも、私は好きだよぉ〜〜〜」
つららはそう言いながら、俺を後ろから抱きつこうとしてきたので、
俺は、横にずれかわした。
その時、つららは勢い余って、右足でケンケンを3回した後、
体から転んだ。
「みぎゃ!」
つららは、苦虫をかんだような、言葉を出した。
そして、鯱みたいな体勢になり、パ、パンツが丸見えになる。
やべ、体が熱くなってきた。
俺は、極力見ないように、自分の右手首を見ながら手を出し、つららを起こしに行く、
「おらっ」
「いてて・・・ありが」
「あぁ!!」
俺は、出した右手の手首についている、腕時計を、目の近くまで、引いた。
「と、みぎゃ!」
つららは、またもや苦虫をかんだみたいな、声を出し、尻餅をついた。
「やべぇつららもう8時20分だ!」
「ふぇ?!」
つららは、転んだことを理解しないまま、返事をした。ってこんな説明してる場合か!?俺!
「いいから急ぐぞ!」
俺は、つららの、腕をつかんだ。
「う、うん」
俺らは、走り出した。