コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- 第二話 俺はなぜ行ってしまったのか。 ( No.5 )
- 日時: 2011/12/23 12:43
- 名前: 秋山レキ (ID: xJq/HYyx)
〜前回のあらすじ〜
家から出た8時05分。
つららに会った8時13分。
つららに抱きつかれそうになった14分。
つららのパンツがめくれた15分。
時計を見た20分。
で、今道路を走ってます。
やばい。やばい。やばい。
「ホントにやべーーよぉぉぉ!!」
「な、何どうしたの?急に叫んで・・・」
つららが可哀想な目で見てきた。
どうやら声に出てたようだ。
しかも叫んでた。コレは恥ずいな。
「い、いやなんでも・・・」
俺はつららの方を見ずに言った。
しかし本当にヤバイな・・・。
時間もない。
ん?そういえばつららには双子の弟がいる。すごく可愛い。けど男だ。
「おい。つらら」
俺は走りながら言った。
「ん、んんなんに?」
急だったらしく、すごくビックリして言った。
「しおりはどうした?」
俺は走りながら、つららの方を向き、言った。
胸が揺れていたので、急いで前を向く。
「ん〜?しおりなら最近先に行くんだよね〜〜。何でだろうかぁ〜でも急にどうしてぇ?」
「いや、別に。あいつも遅刻してるのかと思ってな。それならいいんだけど」
「ふ〜〜ん」
まぁそんなこと考えてる場合じゃないんだけどな俺。
と、自分に言い聞かせてるとき前にハンカチが落ちていた。
俺は止まり、ハンカチを拾った。
急に止まったのでつららが転んで、「みぎゃ」と言ったがまぁそんな事は無視しよう。
「名前は、薫 桃、か」
「ふぇ?どうしたの?」
「いや、ハンカチが落ちててさ」
「ふ〜〜〜ん」
おっと、こんな事してる場合じゃない。チャイムがなっちま・・・
キーンコーンカーンコーン。
な、ちゃっ、た。
俺は、立っていた場所に座った。
あ〜あ。
「ねねぇ。紅くん行か、ない、の?」
「もう終わっただろ。チャイムが鳴ったんだから」
「えっだって今日・・・」
その後、つららは衝撃的なことを言った。
「今日・・・休日だよ?」
ぁあ?ああ!あ〜あ〜あ〜。
俺は日付を間違えたみたいだ。
「あぁーーーーーーーーーー!」
その後、俺はつららと別れ家に帰った。
つららに「なぜ、登校日じゃないのについて来たんだ?」と聞いたら、
「だ、だって、紅くんが制服着て家出てるから、今日始業式だったけなぁと思ってぇ〜い、言わなくてごめんなさい。」
つららはペコペコしてきた。
「そ、そうだったか?でもなぜさっき「行かないの?」って聞いたんだ?」
俺は恥ずかしいのを隠して聞いた。
「えっ?そ、それは・・・」
「それは?」
つららが目をそらしてきたので、少し強い口調で言った。
「このままだまして、ゲームセンターにでも連れて行っちゃおっかな〜〜と、思ってぇ〜〜」
「あぁ〜そうですか。じゃあ何で休日ってこと教えてくれたんだ?」
俺は呆れながら聞いた。
「な、なんか悪い気がしてね」
「そ、そうかまぁありがとな」
こいつもこいつで、いいとこあるんだな。
「そういえば、しおりは?」
「ランニングだよ。ムキムキになって、「男みた〜い」って言わしてやるって」
ら、ランニングだけじゃ、ムキムキにはなれないと思うぞしおり。
「そうか。まぁ謎は解けたし、帰るか?」
「えっうん。そう、だね」
つららは少し残念そうに言った。
で、今、俺の部屋のベットにいる。
「はぁ〜今日は疲れたっと」
ベットからとんで下りた。
するとポケットから、ハンカチが落ちた。
あ!そういえば道で拾ったな俺。
「明日、始業式で来てるかもしれないし、明日まで取っておくか。」
ハンカチを机の上に置き、俺はジャージに着替え、寝た。