七. その日の夜、街外れのお屋敷のベッドの中でぐっすりと眠る双子の魔女の元に、若いサンタクロースがやってきました。窓の外では、ステラの灯した明かりがフロラの積もらせた雪をぼんやりと照らしています。「今度は僕の順番だね。メリー・クリスマス。」 二人の枕元にプレゼントをそっと置くと、翡翠色の瞳をしたサンタクロースはまた、優しく微笑みました。