コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: アザラシと動物ランド!! 『初スタート!!』 ( No.4 )
- 日時: 2012/01/15 10:08
- 名前: ヒトデナシ ◆QonowfcQtQ (ID: j553wc0m)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode
--------始まりは突然であった。
これまでの間、ある一人の少年は、
いつも通りに朝目覚めて、
いつも通りに学校に行って、
いつも通りに勉強して、
いつも通りに帰宅して、
いつも通りに一日を終えた・・・・。
『平和』。まさしくこの言葉を表しているような日常だった・・・・・・。
が、少年の日常は、
----------ある事がきっかけで、180度変わってしまったのだった・・・!!!
--------------------- 第一の冒険、『僕はアザラシになった。』 ---------------------
「パート1。」
少年の住む町は、いたって普通の町だった。
周りを見ればビルが沢山建っており、自動車の騒音が鳴り響く町だった。
人もまた、普通であった。何か特別な能力を持っているわけではない。
否、普通というよりはむしろ平和すぎると言った方が正しいかもしれない。
---------少年の名は、『星野 拓也 (ほしの たくや)』。
言わなくても大体分かるだろうが、この物語の主人公である。
優しくて、真面目で、おっとりとした少年だ。見た目もなんとなくだが、優しい顔つきに見える。
身長は160cm。体重は46㎏。年は14歳。
そんな中学二年生の彼には、この世界に特にこれといった不満はなかった。
むしろ、この『平和』に満足していた。変化など必要としていなかった。
だが不運にも、『変化』が来てしまったのだ・・・。
その日も、彼は学校が終わると、いつも通り家に戻り、ベットに寝転がった。
一日の学校生活を振り返り、それが終わると、椅子に座って勉強を始めた。
一時間ほど経ち、少し疲れた彼は、もう一度ベットに寝転がった。
しばらく天井を眺め、十分に休憩を取った後、もう一度勉強しようかな、と身体を起こした時・・・・・・・、
一つ、ポツンと置いてある、アザラシの人形を発見した・・・・・。
その人形は、その少年の二分の一ぐらいのサイズだった。
顔つきは、実物・・・というよりも、むしろアニメやテレビゲームに出てくるような、綺麗で可愛らしいものであった。
身体は新品のように綺麗な真っ白なもので、傷や汚れは一つもない。
少年は首をかしげる。おかしいな、こんなものは家になかったはずだが・・・・、と不思議に思った。
だがもしかしたら、誰か買ってきたのかもしれない。そう思って、少年はスッと、そのアザラシの人形に手を伸ばした。
さわり心地はよかった。少年は気にいり、何度も全身を撫でるように触る。
---------瞬間、まばゆい光が彼の目に入った・・・!!!
「わッ・・・!!」
驚いた少年は、とっさに目を閉じる。
目も開けられないほどまぶしくて、しばらく目をつむっていた。
だが、少年は気付いていない・・・・・
少年が目を閉じたと同時に、
少年、『星野 拓也 (ほしの たくや)』は、すでにこの世界から消えているということに・・・・!!!