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- 琥珀の望み:第2話 ( No.34 )
- 日時: 2012/02/09 20:19
- 名前: ピアニッシモpp (ID: uwZWw1uD)
琥珀「その後私は美紅と一緒にこの国へ来たわ」
美紅「メノウー!この国って異国人立ち入り禁止なんだ〜!」
琥珀「じゃあ私入っちゃいけないんじゃないの?」
美紅「いいのいいの〜」
でも…
「異国人よ!」
「汚らわしい」
「しかも国血じゃなくて純血なんて…」
この国は差別がひどかった
コツン——
私に石が当たった
琥珀「人に石を投げるなんてこの国の人は無礼ね」
美紅「でもそれだけ他の国の人間はイヤみたいなの」
琥珀「同じ人間なのにね…」
それから数日後——
「美紅、お前を確保する」
突然役人が来て美紅を連れて行った
「お前は処刑する!」
琥珀「イヤ!」
で、そこに
小金「俺が来たわけか」
琥珀「そうよ、これが私の全てよ」
小金「そうか…そろそろ本拠地にもどるか」
琥珀「ええ」
<メノウSIDE終了>
本拠地———
チェリーはまだ眠っている
チェリーを静かに見つめるリーフ
若葉「チェリー…」
『こんにちわ〜♪』
若葉「その声!」
あの謎の少女の声が響いてきたのだ
『叫ばなくていいわよ〜心の中で話してくれれば』
若葉『お前は誰なんだ!』
『私?私はそうね〜…言えないわ☆あ、今は砂羅にいるわよ』
若葉『何で俺に話しかけて来るんだ?』
『幼馴染と話しちゃ悪いかしら?』
若葉『は!?』
リーフは記憶を失くしている
だから幼馴染や友達などの関係は無いのだ
『まあ、ホントに前の事なのよね〜』
若葉『桜…チェリーはどうなってる』
『只寝てるだけ、でも私が"術"をとかない限り目を覚ます事はないわ』
若葉「術!?」
リーフはつい声を出してしまった
運悪くゴールドとメノウが来た
小金「どうした?」
若葉「今ちょうど謎の少女と話してるんです」
琥珀「私達には聞こえないわ」
『仕方ないわね〜聞かせてあげる』
その声はゴールドとメノウにも聞こえたようだ
琥珀『ホントに少女なのね』
『ええ、はじめまして…じゃないわメノウさん』
小金『全員と会った事あるのか?』
『もちろんよ』
その少女の声曰く全員とあって会話もしたらしい
リーフもその声には覚えがあるそうだ
小金『術を解いてくれないか?』
『イヤよ』
若葉『じゃあどうやったら解いてくれるんだ!』
『そうね〜明日砂羅の城…チェリーのいた城に攻め込んで私を探し当ててね〜』
その事を言い終わると声は聞こえなくなった
小金「罠…か?」
琥珀「それはそうでしょうね」
若葉「俺…行きます!」
琥珀「まあ私も行くけどね」
小金「その言葉を待っていた!」
3人は砂羅にある真白城に攻め込むことを決めた
