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- 桜の果て:1<桜SIDE> ( No.49 )
- 日時: 2012/02/14 20:45
- 名前: ピアニッシモpp (ID: uwZWw1uD)
桜「…」
—他の人間—
多分あいつの事だと思う…
若葉「チェリー?」
桜「何でもないよ…」
琥珀「そうは見えないわ」
バレたらヤバイ
あの時みたいになる
『裏切り者!』
『何でお前が姫なんだ!』
昔…いいえ、数年前のように…
桜「この間話した過去…その続きで…」
小金「話してくれないのか?」
話したい
話したくない
仲間だから話したい
絶対にイヤ
頭の中でそんな言葉が重なり合った
正反対の思い
正直に話したい思い
絶対に話したくない思い
桜「ちょっと顔洗って来て良いですか?その後話すので…」
逃げたい
ここから逃げたい
そして戻ろう
あの城へ…
若葉「行かせない」
桜「え…?」
リーフが私の手を掴んだまま離さない
桜「離して!」
若葉「ちゃんと言ったら話す」
話すしか道は無い
でも…
桜「イヤ!」
絶対に話したくない
話したら…
桜「あいつが来る…」
白夜「え?」
あの時と同じように
あの水晶で今も私を見てる
居場所は知られてる
桜「お願い!行かせて!」
銀「どこに行くつもりだ」
私が叫んだらシルバーさんが呟いた
行く所
真白城…この間崩れた
家…無い
後は…
桜「前の城…」
碧「?」
桜「前の城に行く」
私は走ろうとした
けどリーフが手を掴んだままだった
桜「リーフ、離して!」
若葉「…」
一言も話さない
桜「…!」
隙をついて振り払った
私は扉の向こうに行った
この時、リーフの言う通りちゃんと話しておけば
居場所が知られてて殺されるとしても、
私は——
ダアン
撃たれる事はなかった
若葉「チェリー!」
琥珀「これ…異国にあった銃弾よ」
碧「あそこに愛歌さんも倒れてます!」
意識が途切れながら倒れていく
その時見えた人影
みんなと…倒れてる愛歌と…後もう一人
私が一番会いたく無い人物
小金「どこだ!」
??1「ここだよ」
??2「ちょっと〜あんたのせいで狙いが定まんなかったじゃない」
??1「でも一人目排除したから」
琥珀「誰!?」
??1「初めまして、国血排除係のチルです」
??2「初めまして〜♪同じく排除係の如月で〜す☆」
チルと如月だった
チルは別に大丈夫だけど
如月だけはイヤだった
だって…
リーフの姉だから…
