コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- 森 高貴と写真部 後編 ( No.13 )
- 日時: 2012/02/11 20:15
- 名前: ゆえ ◆ob60wHXQlc (ID: qMtgmwWz)
「あー、どうすっかなー。」
ちなみにさっきの女は雪と言うらしい。
「あーっ!!入部届け!!しかもホスト部になりかけている写真部!!」
はい?
「今何て言った?」
「ホスト部になりかけている写真部だよ?」
李緒が言った。
「そ、そうなのか……」
そこに俺が入ったらヤバいだろ……
「なーんちゃて。」
「嘘つくなよおお!!!」
「いいじゃん。別にー」
まあ、家で書いておくか……
________家
はい、一人暮らしです。
「あー、綿菓子食うか……」
俺は賞味期限ギッリギリの綿菓子を食った。
…………自作のな。
「コーヒーシュガーはまずい……」
俺は机に入学届けを出し、サラサラと項目を書き出した。
「これでいっか……」
俺は疲れたのか、そのまま寝てしまった______
________翌日
「……駄目だ、これは駄目だ」
俺は鉛筆の先を折っては削り、折っては削っていた。
「え、ちょっと高貴君、大丈夫なの?狂った?」
「駄目。絶対駄目だわこれ。」
「なんで?」
部活の部員が雪と漫画ヲタとツンデレと変人……なんて死.んでも言えないだろう。
「いや、数学の事だからさ……はは……」
「おー、高貴君発見なのだよー。」
……ヤバいです。
「あの……部室に……」
「来てくださいだろ?常識的に。」
そいつは漫画を読みながら言っている。
「み、皆が行くから来たんだからね?」
……相変わらずそのパターンですか。
「探したのだよ、さあ来るのだよー!」
俺は変人に引きずられた。
その奥で、李緒が悲しそうな表情で俺を見ていたことは誰も知らない。
______部室
「えーっと。俺は海里ね。」
「私は理恵だけど……じ、自分の名前がいいなんて思ってないんだからねっ!!」
「自分は流兎羅なのだよー!!」
「……はいはい。」
俺は椅子に座っている。
「……これで……終わりです。解散です……」
そして俺のヘンテコな部活が
「終わった?」
「だから違うって」