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ではでは第二話いきまーす！！

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まぁ……そんな事があったからこそ、哲也を好きになれたんだと思う。
こんなに誰かを好きになれるなんて思わなかった…。


あの時はありがとう、哲也。
あの時の哲也がすごくかっこよかったの、忘れられないんだよ。

こんな気持ちをくれたのも、ありがとう。



ガララッ


「あら、佐藤さん！」

「え…誰？」「しらなーい」「保健室登校？？」


「皆さん静かに！
　この子は今日からうちのクラスの一員になる子。
　転入生の佐藤さんよ」


「…え？」


「佐藤彩菜です…よろしく」


「えええええぇぇぇぇえ！！？」


転入生！？そんなの聞いてないし！！
しかも初日から遅刻って…どんだけマイペースなんだろう。


「佐藤さん、あの席に座ってね」
　
「はい」

あの席…窓側の一番後ろ。
景色がよく見えるいい場所なんだよね…

転入生……佐藤さんは、無言で教壇から降り、席へと向かっていく。
そして、スクールバッグを机に置いて、何事もなかったかのように座った。

…あの子、青空がよく似合うんだなぁ。

綺麗な黒髪の、スタイリッシュな眼鏡っ子…かぁ。
おまけに美形だし。

どこから来たのかなぁ…？


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