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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 目指せ! 一流魔法使い☆ ( No.27 )
- 日時: 2012/03/31 15:47
- 名前: 果実 ◆i0yxwOSY66 (ID: VnjWzITU)
『もしシーナが一流の魔法使いになったら、あたしと一緒に旅に出ような!』
シーナは跳ね起き、きょろきょろと辺りを見回す。
しばらくしてから、ここがフラーレ町の魔法相談所だと気が付き、
「さっきまで遺跡にいたんじゃなかったっけ」
と首を傾げた。
「だけど、」と目を細める。
「久しぶりに見たな————あの夢」
幼い頃の夢。なんで今見たのだろうか、と考え、
「あああああああああああああああああっ!!」
盛大に叫んだ。
「そうだっ、シルヴィアさんが炎犬に命を奪われそうになって、それで、」
再び、首を傾げる。
「それで‥‥‥‥」
あの時、脳裏に
『もしシーナが一流の魔法使いになったら、あたしと一緒に旅に出ような!』
という声が聞こえて、眩い光に包まれて、気が付いたらここのベッドで寝ていた。
——何があったんだろう?
身体が熱くなって、自分の中の[何か]が弾けるような、そんな感覚があったのだけど。
と、考えていると、
「シーナちゃんっ」
ばん、とシルヴィアが部屋に入ってきた。
「起きたのね? よかった。
‥‥‥‥実はね、あなたに関しての事で、超重要発表があるの」
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