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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 目指せ! 一流魔法使い☆ ( No.83 )
- 日時: 2012/05/20 09:56
- 名前: 怡執 ◆i0yxwOSY66 (ID: JLRTe3gT)
第4章 “タカラモノ”
「あのね、レイチェル」
シーナとレイチェルはクニア村を出て、その近くの町、カリアに向かっている。
木漏れ日が綺麗な森の中で、
シーナは恐る恐る、といった体で地図から目を離し、歩みを止めた。
「何?」
とシーナの顔を見る。
「カリア町に向かう道にはね、森が無いんだ」
しばらく、沈黙。
「……それは、つまり、道に迷ったって事でいいのかしら……?」
レイチェルの問いに、うん、と頷いたシーナ。
「どこかで道を間違えちゃったみたいで、」
地図の現在地を指さす。その場所には“ネンリの森”と書かれている。
「ネンリの森…………?
かなり広い森ね。 はやく抜け出して、カリアの町に向かいましょう」
そうだね、とシーナが相槌を打った時、
「何者だっ」
飛び膝蹴りが彼女を襲った。
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