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Re: 目指せ! 一流魔法使い☆ ( No.86 )
日時: 2012/05/26 07:46
名前: 怡執 ◆i0yxwOSY66 (ID: GiW8wj2s)
参照: http://id9.fm-p.jp/392/nanaco07/

「邪魔……?」
不思議そうにつぶやくシーナに、
リーダー格らしき女性の隣にいる男性(手下だろうか)が、そうだ!と叫んだ。

「この森は素晴らしいエネルギーを有している! 我々はその調査にきたのだ」
更に、その隣の女性も言う。
「そこの男は、我々の研究の邪魔をした。 だから倒した。 問題、あります?」

「大アリだっ!」
ラウは敵意に満ちた眼を、研究者たちに向ける。

「ルンはこの森に害を与える者にしか邪魔しない。
あんた達、この森に何をしようとした!!」

くすり、とリーダー格らしき女性は言う。
「そんなに怒らないでちょうだい? ……もう、あなた達がどんなに足掻いたって無駄よ」
だって、と女性が言った途端、



ご、ごごごごごごご…………



森が、地面が、木が、振動する。
「何……!?」



揺れと共に、一本の木がくねくねと動き、他の木の幹にからみつく。
それを何度か繰り返し、拓けた森の中央には、一本の大樹があった。