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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 君がはじめて ( No.18 )
- 日時: 2012/03/23 13:47
- 名前: 珠紀 (ID: c.0m5wa/)
ん......
あ、この匂い。
遥希くんの匂いだ。
「遥希くん....」
「何?」
眠そうにまぶたをあけると、ぼやっと誰かの顔が見えた。
「遥希くん....?」
「ん?」
遥希くんの優しい声が聞こえる。
遥希くんだぁ
って
ん!?
もしかして!!
私はガバッと跳ね起きた
跳ね起きた...?
私は辺りを見渡す。
ベッドの上だ。
さーっと顔が青ざめていく。
もしかして....
「ごめん、まこ気持ちよさそうに寝てたから起こせなくて...まだ時間早かったし俺んちに来たけどよかった?」
「ごめんなさい!!!私...せっかくのデートなのに、寝ちゃって」
遥希くん、ここまで運んだんだよね…
私...起きないなんて最悪...!!
「別に?寝顔見れてある意味ラッキーだったし?」
遥希くんは焦っている私を落ち着かせるように頭を優しく撫でて笑った。
「で、でも...!」
「ん。この話はも〜おしまい!」
私は遥希くんにほっぺを優しくつねられ、おずおずと頷いた。
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