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〜遥希said〜

「…やりすぎた…」

今日は、あの撮影の雑誌の発売日

もちろん俺は買ったわけだが…。

…やばいだろ…この顔…。

可愛すぎる…。

雑誌に写っているまこは顔は火照り、うつろな目をしていた。

この雑誌の会社には今、まこへの電話がなり続いているらしい。

「あんな事しなきゃよかった…」

すげー後悔…。

「はぁ…」

俺が、落ち込んでその場にしゃがみこむと同い年くらいの男がまこが載っている雑誌を手に取った。

そして、まこのページで手が止まった。

…少し、イラ…。

俺が立ち上がろうとすると、男は驚きの声をあげた。

「まこ…」

…は？

今、まこって言ったよな…。

この雑誌には、まこの名前は載っていないはず…。

…なのにどうして…。

その男は、まこをずっと見つめていた…。

でも、ほかのニヤニヤしてみてる男とは違う眼差し…。

好きな女を見るような…。

「あ…」

俺がじっと見ていると、視線に気づいたのか男と目が合った。

しっかり顔を見てみると…。

…女顔だな…こいつ。

背も俺より小さい…172ってところか…？

「あの…？」

男はじっと見ている俺を不審に見えたのか…身構えながら声をかけてきた

「あ、ごめん」

俺は慌てて謝ると、そそくさと店の外に出た。

何やってんだよ…俺

あんなに見つめてたら…そりゃぁ不審だよな…

…でも、なんでまこの事知ってんだ…？

元彼とか…

…いや、ない…。

誰だ…？

あいつ…。