コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 君がはじめて《1000突破!皆さんのおかげ。゜(゜´Д`゜) ( No.191 )
日時: 2012/05/20 22:42
名前: 珠紀 (ID: P747iv5N)

俺は今…幻を見ているのか…?

今日はまこの家で二人っきりのデートのはずだった…。

…はずだったのに…。

「ちわ…」

男がいる。

それも、この前書店であった女顔の男…。

「あ…」

あっちも、その事に気づいたらしい…。

「まこの…彼氏だったんだ…」

男はボソッとつぶやいた。

「え!?知り合いなの?」

「うん…この前書店であった」

まこと仲むつまじく話す男…。

誰だよ…こいつ。

「あ…自己紹介まだだったっすね…」

男は俺の視線に気づくと俺の方に身体を向けた。

「南沢波瑠です…。まぁこいつの幼なじみみたいなもんです…しっかし、こいつに彼氏ができるとはね。男苦手で俺としか話せなかったくせに…」

…こいつ…?

「あのさ…人の彼女、こいつ呼ばわりしないでくんない?」

俺は引きつったにっこり笑顔をむけた。

「あ、すみませーん」

言葉の後に音符がつきそうな楽観的な声で、南沢も返してきた

おれと南沢の間には火花がちっている

まこはオロオロした様子で見ている。

「で、その南沢君はなんでいるのかな?」

「あ、そっかぁ。彼氏からしたら俺…邪魔ですもんね〜?だけど俺…帰りませんからぁ」

「あ?」

俺の怒りはマックス。

つーか、こいつが着ている制服…中学のじゃねーか…。

年下なのになんだ…この態度…。

「あの…ね、波瑠…今日から家の事情でここに住むことになったの…」

「え!?」

俺は、あまりの驚きに間抜けな声を出してしまった

「そーいうことなんで…よろしく?」

南沢は俺の顔を見て鼻で笑った。