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「ごめんなさい…！！」

まこと会って、まこの第一声はこの言葉だった。

「いいよ…別に。寝てたの？？」

俺が理由を聞くと、まこは気まずそうに俺を見て言った。

「波瑠に携帯とられちゃって…」

は！？

また…あいつ…！！

俺はまた昨日のイライラが折り返してきた

携帯とるって、子供じゃねーか…。

今日は、邪魔させねー…。

「まこ…今日、俺んち泊まってって…」

「え…でも波瑠が…」

「子供じゃないんだから、一人でも大丈夫だよ…」

「…波瑠がね…」

まこは俺から目をそらして言った。

「早く帰ってこいって…」

「そんなの無視すればいいじゃん」

俺の言葉に、まこは自分の腕をぎゅっと握りしめた。

「私…小さい頃、波瑠のパシリだったから逆らえないの…。身体にしみついちゃって…」

まこは苦笑いして、俺を見た。

「…じゃあ、俺もまこの家に行く。拒否権はないからな」

俺は、まこの手を優しく握りしめまこの家に向かった。

…南沢のやろー…ぜってぇ…許さねぇ…。

俺の怒りはマックスだった。