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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 君がはじめて《1000突破!皆さんのおかげ。゜(゜´Д`゜) ( No.212 )
- 日時: 2012/05/31 22:18
- 名前: 珠紀 (ID: 7xR3brgP)
…今日は何をやっても手につかない…。
放課後になっても、遥希くんは校門に来ていない…。
…当たり前か…。
昨日…距離をおこうと言われて一瞬頭が真っ白になった。
…今考えると、悲しくて…。
「ただいま…」
私は、重い身体をやっとの思いで家にはこんだ。
家にはやっぱり…
「お帰り」
波瑠がいるわけで…。
…別に、波瑠が悪いわけじゃない…。
ふらふらしてる私が悪いんだ…。
「どした?」
波瑠は私の頭を撫でた。
「…っっ!!」
私は反射的に波瑠の手を振り払ってしまった
当然、思いっきり振り払ったから波瑠の手は真っ赤に腫れていた
「あ…ごめ…」
私は、波瑠の手を掴もうとした…。
が…。
「波瑠…?」
その手は波瑠に掴まれてしまった
「遥希さんと距離おいてるって本当…?」
波瑠の手の力が強くなる…。
「…」
私は、コクリと頷いた。
「俺の…せい?」
違うよ…。
私は、ぶんぶんと顔を横に振った。
「そっか…」
「!!」
突然、身体が包まれた。
波瑠が私を抱きしめてる…!?
「は、波瑠??」
「ずっと…」
波瑠は震えた声で話し始めた。
「ぇ…?」
「好きだった…まこ…」
私の身体は一瞬にして固まった…。
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