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Re: 君がはじめて《1000突破!皆さんのおかげ。゜(゜´Д`゜) ( No.223 )
日時: 2012/06/16 20:00
名前: 珠紀 (ID: 3nksBUD/)

「あ!!まこちん!!」

私が校門で遥希くんを待っていると、涼くんが話しかけてきた

「まこちん久々だねぇ。元気だった?」

「あ…うん…」

「遥希待ってんの?」

「ぅ…うん…」

「遥希ならそろそろ来るけど…あ!来た!おーい〜遥希〜」

「えぇ!?」

自分から会いに来てなんだが…き、緊張してきた…。

ぐるぐると考えているうちに、遥希くんは目の前まできていた。

「は、遥希くん!!」

…と…。

遥希くんは何もいなかったように、私の横を無言で通った…。

「え…」

無視…。

「お、おい!まこちんが来てるぜ!!」

涼くんが呼び止めても、振り返る素振りも見せない。

「…な、なんかあった?」

涼くんは心配そうに私と遥希くんを交互に見た

「…」

悲しかった…。

会いに行ったら、元に戻るんじゃないかって思った私が甘かった…。

「…ぅ…く…」

私は声を押し殺して泣いた。

だけど…こんなので諦めない…。

「遥希くん!!」

私は走って駆け寄り、遥希くんの腕をがっちりつかんだ。

「…何…」

遥希くんの冷たい声が上からおりる。

「ごめんなさい…」

「何が…」

昨日の遥希くんとは違い…冷たい瞳が私を捉える。

「昨日の…」

私が、言い終わる前に遥希くんの大きなため息が重なった。

「…別れよう」

一瞬…時が止まったような気がした…。

「わか…れる…?」

「うん…じゃぁ…』

遥希くんが歩き出しても、私は動くことができなかった…。

…なんで…どうして…。

そんなことばかり頭に浮かんだ…。