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遥希くんの学校に行ったのはいいものの、辺りを見渡すと男子、男子、男子！！

遥希くんって男子校だったんだ...。

「あれ〜？桜欄の女の子がいる。」

「え？！どこどこ？」

私はあっという間に男子に囲まれてしまった

ひ、ひぇ！

「誰か待ってんの？」

遥希くんとの約束....

私は、何を話しかけられようとずっと黙っていた

「あ、まこちんじゃん」

まこちん？？

この声...

「りょ、涼君！」

あ、喋っちゃった

「涼の彼女かよぉ。」

！？

「ちがうっつーの！」

「じゃあ、なんで涼だけには口きいてんの？」

「え？そなの？」

涼君は顔を私の顔の近くまで近づけてきた

た、助けてぇ！

「何してんの？」

声の方を振り向くと、遥希くんがたっていた

「遥希くん...」

私は安心したのか涙目になってしまった

ぐっと遥希くんは私を自分の方に引き寄せた。

あ、汗...

制服は少し汗で濡れていた

走ってきてくれたんだ...

私はうれしくなって、ぎゅっと遥希くんの制服を掴んだ。

「え？遥希ってまこちんとつきあったの？」

「そうだよ、だからさわんな」

私は、ぐいぐいと遥希くんに引っ張られた