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そして試合当日

私は帰りのホームルームが終わると全力疾走で遥希くんの学校の体育館まで走った。

「はっっ…はぁっ…」

ま、間にあったぁ…。

中にはいると、試合が始まってすぐだった。

「遥希くん…頑張って…！」

私は空いてある観覧席に座り、小声で応援した。

遥希くんは私に気づいたらしく、にっこりして私に手を振った。

こんな大人数の中見つけられるとは思わなかった…。

びっくりしつつも、私は笑って手をふりかえした

試合の合図と共に選手たちが走る。

「きゃああああぁ！遥希くん！！」

え！？

後ろにはたくさんの女の子たちが、遥希くんに向かって黄色い声を出している

すごい人気…

あの中にはモデル並みにカワイイコもいる。

私は恥ずかしくなり顔を下に伏せた。

私…やっぱり自信がもてないよ…。