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Re: 君がはじめて《400突破!…涙しかでん…。゜(゜´Д`゜)゜ ( No.85 )
日時: 2012/04/14 20:26
名前: 珠紀 (ID: uM6Nt9B0)

苦しい…。

悲しい…。

そんな感情が入り混じって胸が痛い…。

こんなに私は嫉妬深かったっけ…?

こんな私…きっと遥希くん、嫌になる

私がその場でしゃがむと同時に携帯の着信がなった

…遥希くんからだ…。

「はい」

『先に帰っちゃ寂しいじゃん。一緒にか〜えろ!』

声は背後から聞こえた。

ー…後ろを振り向くと、遥希くんが携帯を耳に当て立っていた

「どうした?具合悪いの?」

私がしゃがんでいたのが気になったのか、遥希くんは心配そうに近づいた。

「こないで!!!」

私が叫ぶと、遥希くんはその場に立ち止まった。

こんな…私見せたくない…。

「…どうした?」

遥希くんは嫌な顔一つしないで優しく聞いてくる

「…遥希くん…?」

すると、さっき一緒に遥希くんと話していた女の子が遥希くんの服の裾をつかんでいた

…い…や…だ。

私の頭の何か切れた。

「なんで…、」

私は全速力で走って逃げた

「おい…!!」

遥希くんの声も無視して走る。

「遥希くん!?」

女の子の声も聞こえた。

嫉妬がますます煮え立つ。

嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!!

…こんな自分…嫌だ!

「待てって!!」

全速力で走ったのに、あっという間に手をつかまれてしまった

「はぁ…」

私が息をきらしてる中遥希くんは汗ひとつかいていない。

「男の体力にかなうはずないだろ…。」

私は顔を逸らす。

「なんで逃げんの…?」

「逃げてない…」

「逃げてんじゃん。」

「逃げてないってば!」

私は思いっきり、遥希くんの手を振り払った。

…がすぐに手をつかまれた。

「いってくれなきゃわかんねーだろ!」

つかまれている腕が強くなる

「ーっっ!遥希くんはかっこいいし何でもできるし…。私自信がないんだもん!好かれてないんじゃないかって!!さっきの女の子の方が可愛っっ!」

私はいきなり唇をふさがれた。

「んーっっ!い…やっっ!…!?」

口を開いたと同時に何かが口の中に入った。

舌…っっ!!

息…できない…!!

身体中の力が抜け、私はそのまま崩れ落ちてしまった。

同時に唇が離れる。

「は…ぁ…っっ」

息をきらしながら、遥希くんを見つめる。

「何勘違いしてるかわかんねーけど、あの子とは何もない…」

言い終わると同時に遥希くんの顔が傷ついたように歪んだ。

「こんなに好きなのに、伝わらないなんて…な」

遥希くんはそう言い残すと、走っていった

私はただただ、泣き崩れた。