コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 【お客様】いろはにほへと☆わーるど【待ってます!】 ( No.101 )
- 日時: 2012/04/08 19:55
- 名前: かがみ ◆CijpBuWabs (ID: JkjZHF0x)
- 参照: ダッフィー可愛いwwwww
七話 〜絶対学校?〜
「んで、クッキー。パパ、怒ってた?」
丸一日も行方不明だったんだから・・・きっと、心配してるよね。
「ん?お前のお父さんか?なんか、昨日から見てない気が・・・仕事で忙しくて、お前の事、知らないんじゃないのか?」
あ、そっか・・・お仕事だっけ。
ま、いいや。バレずに済んで。
「だけど、それなら学校に風邪って言ったのは誰?」
「バカ!ボクが、魔法でできるにきまってるじゃん!忘れたの?」
クッキーがいつかのように短い手をぶんぶん振って、怒ったように言った。
「あ、そうだった・・・でも、あたしのためにそんなことまでしてくれたんだね!ありがとう、クッキー。」
「べ、別にそんなわけで使ったんじゃ・・・。」
「?」
「なんでもない!だけど、早くしないと学校遅れるぞ。それとも、疲れたならもう一度魔法で・・・。」
クッキーが明らかにごまかしたように言った。
だけど、あたしは、クッキーの申し出を断った。
「ううん。良いの。早く、お姉ちゃんを喜ばせたくて・・・あ、そうだ。お姉ちゃんに会いに行こうっと!心配してるだろうし・・・。」
お姉ちゃ〜ん!
「ん?二階で物音が・・・いろは?」
お姉ちゃんが居間から顔を出した。
「お姉ちゃん!ごめんね。クッキーのせいで・・・。」
「やっぱり、クッキーだったのね!」
え?クッキー、何したの?
「ヤバ!一旦異次元に戻ろうっと!」
「実はねいろは。あたしが居間に戻った時に、机の上にビックリ箱が仕掛けてあったのよ!最悪じゃない?」
怒りに満ち溢れた、だけど、何か爽快感のある顔で怒っていた。
きっと、お姉ちゃんも気付いてるよ。
クッキーは、お姉ちゃんを励ますためにやったこと・・・。
〜学校〜
「いろは!昨日休んでたけど、どうしたの?それにしても一日で来るなんて、早いね!」
教室に入った瞬間、明るい声が聞こえてきた。愛子だ。
「風邪だったの?」
この優しくて落ち着いた声は優子ちゃんだ。
あたしは首をぶんぶんと振った。
「風邪じゃないよ。ちょっと用事があってね・・・。あ、宿題忘れた!」
「もー。しょうがないなあ。ハイ。」
愛子はそう言いながらも宿題を見せてくれた。
こんなクッキーも、愛子も、大好きだよ・・・。