コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: いろはにほへと☆わーるど ( No.109 )
- 日時: 2012/04/15 09:18
- 名前: かがみ ◆CijpBuWabs (ID: JkjZHF0x)
一話 〜またまた不思議な!?〜
「ふ、藤崎さ・・・((ry」
「ちょっと!右沢君!さっきの嘘だよね?嘘だと言ってよエドマn・・・右沢君!」
本当だったら、ぜ〜ったいに、許さない!!
「いや、本当・・・?」
「あ!?」
急に、バカバカしくなってきた。魔法とか、超能力とかあるわけないじゃん!(クッキーいるけど)
「わ、分かったから! 藤崎さん、話を聞いて!」
「良いよ・・・でも、ベンチに座らせて。」
「うん。」
あたし達は、桜の木の最寄りにあった、茶色のペンキがはげかけた長いベンチに座った。
「右沢君・・・本当ってことを、証明させて。」
あたしは、わざと落ち着いた声でこういった。
「・・・じゃあ話すよ。叫ばないで聞いてね・・・僕は、異世界では有名な魔法使いだったんだ。」
「え・・・・・・?」
「異世界には、藤崎さんも言ったことあるだろ?前に、藤崎さんや守矢さんが歩いているところを見たんだ。」
黒ぶち眼鏡の奥で、青い目がきらりと光る。
「そんな・・・!」
「ほんとだよ。だけど、ある日、その異世界で事件が起きたんだ。」
事件・・・?
「村の人の気力が・・・無くなったんだ・・・。」
「へぇ・・・。だからって、どうしてあたしに言うの?もう少し異世界に慣れてる人に言えば・・・。あたしがいくら異世界に行ったことあるって、森だけだし、異世界の魔物にも、住人にもあってないじゃない。」
「それは・・・・・・それは、藤崎さんが、“特別の子”だからだよ。」
え・・・それって・・・。
クッキーが前に言っていた。世界に数人しかいない、魔法使いと人間のハーフ。
「あたしが、特別の子だからって、異世界に行けって言うの?」
「・・・できれば。」
右沢君が髪の毛を解かしながら言った。
「でも、お父さんとかが心配するし・・・。やっぱり、ムリだよ。」
「それは大丈夫。僕がなんとかする。」
そんなこと出来るんだ。
「本当?でも、あたしでも救えるかどうかだよ・・・?」
「それも大丈夫。僕もいるし、君の可愛い柴犬も。」
可愛い柴犬・・・?クッキーのことか。
ちなみにクッキーは今、最初から正体がバレてたことが分かって、変な顔してるけど。
だけど、急に真面目な顔になってこういった。
「いろは。異世界はボクの故郷なんだ。お願い、異世界を救って・・・?」
「・・・分かった。あたしのできるかぎり、頑張るよ。」
戻り方や、他の事は右沢君とクッキーに任せる。
「じゃあ行くよ・・・皆。」
あたしが言う。
「「異世界へレッツゴー!」」
「・・・れっつごー。」
メチャクチャですね・・・