コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: いろはにほへと☆わーるど ( No.115 )
- 日時: 2012/04/19 20:38
- 名前: かがみ ◆CijpBuWabs (ID: JkjZHF0x)
ちょっと文字がぎゅうぎゅうして読みにくいかな〜・・・と思ったので、改行しますね^^
二話 〜再び不思議な世界へ〜
「それじゃあ行くよ。3・2・1・・・」
じっと目を瞑って、しばらくの沈黙。これは、二回目・・・かな。
「着いた?」
「うん。そうみたいだな・・・」
目を開けると、童話みたいな街並みが広がっていた。あたしたちは、きれいで、高いお城がちょうど見える、丘みたいなところに立っていた。
遠くにあるお城は、まるでシンデレラ城みたい。
「ここは・・・どこ?」
「リリジアス王国。三代目の女王、サジュチネ=リリジアスが仕切っている、異世界で一番大きな王国だ。」
右沢君が言った。
サジュチネ・・・外国人みたいな名前だね。
「あ、そうだ右沢君、クッキー、あたしはこの世界の事を異世界って呼んでるけど、本当の名前とかはあるの?」
すると、クッキーが口を開いた。
「この世界の本当の名前・・・それは、“いろはにほへとわーるど”だ。」
がくっ
こんなメルヘンチックな国が、どうしてそんな和風っぽい・・・。
「ま、今は置いといて・・・・・・・・・・・・」
?どうしたの、クッキー。
急に黙って・・・
「この世界には、あんまり変わったところはなさそうだけど・・・ボクは、しばらく来てないからな」
そうなの?
「見た目はあまり変わりない。だけど、王族以外の街の住人が、おかしいんだ」
右沢君が、悲しそうにうつむいて言った。
「王族?・・・さっき言ってた、サジチネ・・・じゃなかった。サジュチネさんのこと?」
「そうだ」
・・・・・・サジュチネって、言いにくい。
「そこで、僕達はあそこにある大きな城・・・リゲルダ城を目指す。サジュチネと、リゲルダ。ちゃんとおぼえておいて」
は〜い。
お城に行くのかぁ〜・・・wktk♪
「・・・・・・・・・右沢く〜ん、クッキー・・・どこまで歩けばいいのお〜?」
お城を目指して約一時間。みんな、黙々と歩いていた。
やっぱ、クッキーは良いよね。歩かなくて良くて。
「・・・着いた」
や、やっと・・・
のどかわいた〜おなかすいた〜あ。
「・・・・・・藤崎さん、静かに!兵士に気付かれたら、手間がかかるから!」
あ、ほんとだ。お城の入り口の前に、背の高い人が二人いる。
「でも、入口にいるんだったら、見つかるの、ほぼ確定じゃん。」
「言っただろ、いろは。この街の住人は、少し気が狂っている奴が多い。あいつらは、多分、自分はどこにいて、何をしているのか分かってないから」
クッキーがひそひそ声で言った。その言い方は、ちょっと失礼じゃないかな・・・
「だけど、あいつらは大きな音や声には反応する。いろは、気を付けて。」
・・・・・・あたしを信用してないのか?
あたしたちは、あまり大きな音を出さずに、王宮へと続く、小さな橋を通り抜けた。