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- Re: 【ksキャラ絵】いろはにほへと☆わーるど【うp!】 ( No.134 )
- 日時: 2012/04/27 18:41
- 名前: かがみ ◆CijpBuWabs (ID: JkjZHF0x)
飯落ち解除w
最初から書きます!
七話 〜展開遅いぞ〜
次の日、あたし達は、レードヴィス街を出て、フィアンセ森に向かった。朝早く起きて、ちょっぴり眠いけど、我慢我慢。それに、サジュさんはなぜか知らないけど眠れなかったみたいだし。
「それじゃーレードヴィス街さん、さよなら・・・・・・」
サジュさんが幼稚そうに言う。
「サジュさん、まだ眠いんですか?」
「ううん、なんでもない。ちょっとね・・・・・・」
あたしの質問にそう言ったきり、サジュさんは悲しそうにうつむいて、口を閉ざした。
「やっぱり眠いんじゃ・・・・・・」
「そ、それもあるんだけどね。とにかく、先に急がなきゃ! 被害が広まっちゃうかも知れないし!!」
「はい!」
サジュさんはわざとらしそうに話題を変えたけど、あたしはまだあまり納得はいかなかった。だってだってだって・・・・・・。
数分後----------
「着きました、皆。ゴールですよ。フィアンセ森に」
「やっとだ! あたし、疲れた・・・・・・」
そういうなり、サジュさんはヘナヘナと地面に崩れ落ちた。王女様の癖に、礼儀がなってないよー!
そして、あたしはあたりを見回すと、とっても見覚えがあるのに気付いた。ここって・・・・・・。あたし達が、最初にいろはにほへとわーるどに来た場所だ!
「でも、ここからどうすればいいの? 右沢君」
「とりあえず、クリスタルステッキを探す」
右沢君が、無表情のまま言った。
探す・・・・・・そんなことができるの?
「右沢君、この前、魔物がどっか持って行っちゃったとか言ってなかったっけ?」
「それは分からない。ただ一つだけ、正確に場所が分かる方法があるんだ。な、サジュにだけに生まれつきある、特別な能力だ」
「そうなの。いろは」
・・・・・・やっぱりなんでもアリか。もはや。
「サジュが呪文を唱えたら、サジュにだけ場所が分かる。サジュ、やって」
「はーい! ・・・・・・」
するとサジュさんは、クッキーみたいに意味の分からない言葉(と言っていいのだろうか)を繰り返した。
「ベニテングダケ・・・・・・モリーユ・・・・・・。はい、おっけー! これでキノコの場所が分かるよ!」
「「ちが〜う!!」」
王女様の天然っぷりに、あたしとクッキーがハモった。こ、こんな奴と・・・・・・。クッキーも同じことを思ったのか、こちらをちらちらと見た。
「真面目にやってください、サジュ」
「え〜、あたし、真面目にやってるよ? しょうがないわね・・・・・・クリスタルステッキよ・・・・・・ブツブツ・・・・・・」
どきどき・・・・・・わくわく・・・・・・。
「・・・・・・見えた。クリスタルステッキは、あの洞窟の奥にあるわ」
そう言って、森のすぐ近くにある小さな入口の洞窟を指差した。へー、あたしが初めて異世界に来た場所に、こんなところがあったんだ! 世界は広いね。
「それじゃ、今度はあの洞窟に行くのが目的?」
あたしは右沢君に言った。
「・・・・・・そうみたいだね、はぁ、王女の天然ときたら・・・・・・」
そして、肩をすくめた。
サジュ・・・・・・さっそくキャラ崩壊してる?w