コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 【アンケ中★】いろはにほへと☆わーるど【お知らせ】 ( No.59 )
- 日時: 2012/03/27 11:31
- 名前: かがみ (ID: JkjZHF0x)
十話 〜琥珀ちゃん!〜
「い〜ろは!へぶっ」
あたしの名前を言った途端にこけるのは、守矢琥珀ちゃん、あたし以上に、ドジなんだ。
「ねーねー、いろは、このりったん、かわいいでしょー?」
「りったん?・・・ああ、このリス?かわいいけど、学校に連れてきたらだめだよ!」
「そこを何とかしてほしいの!先生に信用のあるいろはの願いなら顧問だって許してくれるよ!」
「そうはいっても、さすがにペットは・・・。分かった。一度だけだよ。ただし、りったんはぬいぐるみってことにしておくよ。」
「ありがとーいろは♪でも、もうひとつお願いがあるの。」
「何?」
「りったんを連れてきていることは、先生には内緒にしておいてね!」
「なんだぁ、そんなことか。当たり前だよ。友達だし!」
「あ、ありがとういろは!」
さてと、先生に頼みに行こうっと。うちの先生、厳しいからきっとダメだと思うけどね。
「先生。あの、学校にぬいぐるみって持ってきていいですか?キーホルダーみたいな大きさなんですけど・・・・・・。」
「鞄に着けるだけならOKですよ。それがどうかしました?」
「なんでもないですっ!ありがとうございました。」
先生、今日は機嫌がいいらしい。
「え?りったん持ってきていいの?やったねりったん!これからはず〜っと一緒だよぉ!」
「言っとくけど、『キーホルダー』を持ってきていいだけだからね!決して、リスを連れてきていい訳じゃないんだからね!」
「分かってるって。りったん、静かにしておいてね〜。」
「あんまり信用ないな〜。」
「見てて!必ずのがれて見せるから!」
「・・・・・・・・・。」
「お姉ちゃん、今日ね、学校でこんなことがあったんだ〜。」
「ふ〜ん、キーホルダーおkになったんだ。じゃあ、クッキーも持っていけば?家にいても邪魔だし。」
「クッキー?やだよ!あんなかわいくない生意気な奴!勉強の邪魔よ!」
「は、はぁ?なんだよ皆して!俺だって好きでここにいてるわけじゃねーし!」
「好きでここにいてるじゃない!」
お姉ちゃんが言った。
「なんだと!?」
あ〜あ・・・お姉ちゃんとクッキーがけんかしちゃった・・・。どっちも意地っ張りだからなあ・・・・・・。
早めに仲直りして欲しいな。