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Re: 【アンケート中!】いろはにほへと☆わーるど ( No.74 )
日時: 2012/03/27 22:36
名前: かがみ ◆CijpBuWabs (ID: JkjZHF0x)

二話 〜まさかの異次元〜

あたしはドアを開けた。
「やっほー♪今日は、公園で皆と会って・・・んで、急だけどここにきたんだ♪私だけだと居づらくて・・・。」
「うん。それは分かったけど、どうしてあたしの家しってるの?」
「あたしだよ☆」
琥珀ちゃんが言った。琥珀ちゃんは、何度もあたしの家来たことあるしね・・・。
「何にも、お土産とか持ってきてないけど、ごめんね。」
申し訳なさそうに、ルナちゃんが言った。
「ううん。別にいーよ。それよりあたし、今クッキー焼いてたの!良かったら、食べてって!」
うふふ、ラッキー!
「遠慮します。」
今まで黙っていたリンちゃんが言った。
「でも、せっかくだし・・・。上がっていくだけでもいいよ!」
「・・・・・・どうしてもって言うのなら。」
「良かったぁ〜。魔古南ちゃんはどう?」
「・・・・私も、上がるだけですけどね・・・。」
小さくため息をつきながら、魔古南ちゃんが言った。
「じゃあ、遠慮なく上がっていーよ!あ・・・。」
「どうしたの?いろは。」
大切なこと忘れてた・・・。クッキーが部屋にいるんだった!
「みんなごめんね!あたし、先にあがっとく!」
階段をバタバタと駆け下りながら、みんなに聞こえる声で言った。
「クッキー!急いで!隠れて!みんなが来・・・・・・。」
あまりに急いで髪がボサボサだ。だけど、そんなことは気にしない。
「クッキー・・・いない?」
こんなときに、何処にいっちゃったの!
「いろは先輩どうしたんですか?そんなに急いで・・・。」
背後でリンちゃんがこちらを怪しげな目で見ていた。
「なんでもないっ!それより、クッキー食べよ♪」
ちょっと、わざとらしかったかなぁ・・・。
「まあ、いいですけど。俺は別に。」
なんとかうまくごまかせた・・・かな?
「あの、いろはさん、これ、なんなんですか?」
「え?魔古南ちゃん、どうかした?あ、その本・・・。」
魔古南ちゃんが指差した先には、この間クッキーが読んでいた、小さめの本があった。
「あ、懐かしいなー。あたしが小さいころ読んでた本。どこかから落ちたんだねー。」
あ、はははっ!もう、クッキーったら!
「あの、いろは・・・?この本・・・。」
琥珀ちゃんが言った。どうしたの?
「この本・・・ちょっと、光ってるよ?」
「え?」


















気がつくと、あたし達は、不気味な木々がたくさんある暗い森に立っていた。