コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: *〜小悪魔たちの学校〜* 生徒募集中!! ( No.3 )
- 日時: 2012/03/27 11:35
- 名前: 歌音 (ID: F08K/Z64)
ぷろろーぐ
魔女歴768年
高級住宅が立ち並ぶセブブの街「エネスティア」
この町は昼も夜もセレブ達の声でにぎやかな街だと有名なのだが、
それに負けないくらいの大きな声で驚く少女が一人……
ルカ「えぇぇぇぇぇぇ?!! なによそれ!!」
赤毛の綺麗な髪を波高せながらブチギレている少女の名はルカ。
子の超セレブな家の一人娘。
道を歩けば誰もが振り返る美少女、らしい……本人曰く。
父「ル、ルカ落ち着きなさいッ。」
ルカの父親で悪魔の世界なのに何故か天使のオッサンがルカをなだめる。
ルカ「だ、だってお父様!!」
わざとらしい涙目でルカは父の方を向く。
娘がバカなら父親もバカ。
誰が見てもわかるだろうという罠に簡単に引っかかる。
父「ジュリ…やっぱり…。」
母「変更はしません!」
でも、母親は甘くなかった……。
プハァ〜とタバコを吸い、ルカを蛇のような目で睨みつけ、
母「ルカ。これはあんたが普段から勉強をしなかった罰なの。
自業自得って奴なの。分かったら、さっさとゼクティーナ学園に行って来いクソガキ。」
ルカ「分かるか!
なんでこの私が、あんな落ちこぼれの学校に行かなきゃならないのよ!」
母「それはあんたが落ちこぼれだからでしょ。」
ルカ「うっさい!私のどこが…なっ、なにをするんだっ?!」
原から煮えたぎってくるこの怒りを母親に打ち込めようとしたルカだったが、やっぱりお母さんの方が何枚も上手。
母専属の黒いスーツに黒いサングラスをかけた男どもに抱えられて、部屋の外へと引きづり込まれていく。
最後のあがきで、
ルカ「クソババァ!!絶対、あんなところいかないからな!
絶対あんたに仕返しに来てやるぅぅぅぅぅ!!!!」
と言った。
父は心配そうな顔しておどおどし、母はどこか遠くを見つめ独り言のように、
母「仕返しって、いつ来るのかしら?」
と言った……。
そしてこれからルカのハチャメチャな学園生活が幕を開けた——