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第１話　強すぎる美少女
　　　　　１章　南海中の美少女

「ん？」

ここは、どこだ？辺りを見回す。
特徴は。消毒臭い。固すぎるベット。え〜と。ここは保健室？

「あぁらぁ？目、覚めたぁ？？」

いきなり目の前に現れた人。ふっくらしていて、リアクションのとりにくいくらい騒がしいおばちゃん。・・・間違いない。ここは保健室である。

ただ一つ、分かりにくいことがある。

なぜ・・・。ここにいるんだ？

「ねーねー？運んでくれた子と知り合い？すごい美少女だったじゃない？あ、もしかして彼女ぉ？」

「分かりません。彼女ではないことは確かッスけど...。」

なんせ彼女いない歴＝年齢だからな。

その時、凛とした可愛らしい声が降ってきた。

「一ノ瀬瀬菜。」
「え...？」

「一ノ瀬瀬菜。あなた、すっっっっごい弱いんだね。」

あの、可愛らしい少女。
だけど、視線がものすごい冷たい。”あんたにはがっかりだよ。もう私に近寄らないでくれる？”と、目がいっている。はっきりいって、泣きたくなってしまう視線。

「はぁ、あきれる。」

そう。
告白したとたん俺をフルボッコにして、意識をとばした張本人。

その少女の名は、一ノ瀬、瀬菜。

俺の運命の...少女。（であってほしい！）