PR
コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 美少女、みつけました。 ( No.12 )
- 日時: 2012/04/14 22:14
- 名前: 乙川暮愛 (ID: qESkNdgF)
4章 結華ちゃんの電話
「____ん。あぁ。そう。」
ん?なんだ?
放課後。
静かな学校。
____静かな教室。
そこに、携帯で話す結華ちゃんの姿。
楽しそうな感じもあるが、シリアスな雰囲気もある。
よく聞こえないが、かなり親しそうだった。
「いや、日向ってヤツがいるんだけどさ__」
ん?俺?
「いやいや!そんなんじゃないって(笑)」
なにがそんなんじゃない?
「え・・・。でもさぁ・・・。瀬菜が・・・_____」
瀬菜が!?
「・・・。あ、そっかぁ・・・。」
彼女(結華ちゃん)は苦笑いをしてみたり、少し目を伏せたりしている。
「うん。わかった。いや、大丈夫。」
大丈夫!?なにが!?
「じゃあね__」
パタン。
一体・・・。何が!?
ガタッ!
油断してしまい、音をたてる。
「ぅおわっ!!ちょ、ビビらせんな〜」
「あ・・・。」
「ひ、日向・・・?」
「・・・ッ」
「・・・。もしかして、今の話、聞いてたのか・・・?」
反射的に、首を横にふる。
「本当に!?」
結華ちゃんがいつにも無い険しい表情で言う。
「・・・ああ。」
「・・・・・・なら良いよ。」
PR