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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 美少女、みつけました。 ( No.16 )
- 日時: 2012/04/15 19:55
- 名前: 乙川暮愛 (ID: qESkNdgF)
5章 にゃあ!
「瀬菜ちゃ〜<<ブゴ!」
「しばらく黙っていてくれる?」
「い、いつまで?」
「ドラ◯もんが完結するまで。」
「いつまで!?」
「文句は藤子不二雄さんにいって。」
「否、藤子不二雄さんは悪くないだろ。ってか関係ないだろ!?」
「じゃ!!」
タッタッ
あっというまに瀬菜ちゃんの姿は消えてしまった。
「ドンマイ、だニャ!」
「だ、誰だよ!?」
「にゃ、あたしのことニャ?」
「そ、そうだよ!」
「にゃ!あたし、桐生栞里だにゃ!」
「・・・どこにいるんだ?」
辺りを見回す。左右前後、どこにもいない。
「ムダムダ、だにゃぁ!そんなところにいるわけないにゃ!」
「ど、どこだよ?」
「上!天井だにゃ!」
天井に・・・。たしかに、いた。軽々と張り付いている女の子。
「にゃあ!」
「うわ!」
トン
落ちてきたのは、瀬菜ちゃんより小さい女の子。
「にゃ!こんど転校してきた桐生栞里だにゃぁ!」
か、軽い!
「おま・・・!軽すぎるって!中学生じゃないだろ!?」
「し、失敬にゃ!28kgあるにゃ!!」
に、28!?
「そ、そうにゃ!きちんとした南海中学2年生、だにゃ!」
うそだ!!
「にゃあ!軽い軽いうるさいにゃ!これでも、こんなおもりを身につけてるんニャぞ!」
「お、重!」
「そうにゃ!軽いって言われないように持っているんダニャ!」
「もしかして・・・。これを入れて、28kg?」
「そうにゃ!」
に、人間じゃねぇ!!
「う、うるさいにゃ!ぷんぷん!にゃ!もう怒ったにゃ!帰るにゃ!」
そういうと、栞里ちゃんは全くならない音を踏みならし、帰っていった。
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