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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 美少女、みつけました。 参照2000まであと少し!! ( No.217 )
- 日時: 2013/04/28 11:31
- 名前: 乙川暮愛 (ID: /eEAG2r9)
- 参照: ふぁいと、いっぱーつ!!
はぁ...
溜め息をつきながら、廊下を歩く。
もちろん眼鏡をつけて、完全防備。
なんて僕はバカなんだ...。
伊歩さんとやらは、あれ以来恐怖さえ感じさせる笑みで僕によく話しかけてくるし、男子からはものすごい敵意を感じさせる目線を僕に浴びさせて、亜さんは僕に会うたびに涙目で謝って来る。
...実は亜さんの態度が一番の拷問なんですが。
謝るたびにどんどんと増えてくるんだけど!男子の視線!
女子の中では眼鏡をとろうとする人が出てき始めてるんだけど!
...どうなってるんだろうね、ふぅ。
まぁいい。今日はなんていってもお楽しみの日なのだから。
「クスッ」
つい笑みをもらしてしまう。周りの人にドン引きされたのはさておき、そう、今日は前から楽しみにしていた電車を生で見に行く日。
もちろんカメラはスタンバイ。
準備は万端、楽しみだなぁ〜。
〜〜〜〜〜〜〜〜
がたん、がたん...
電車の排気音が聞こえ、僕の心はさらにときめく。
あぁ、ようやく来た、ようやくこの時が...!
「えっと、ふぁ、ふぁぁぁぁ〜〜〜〜!!」
ドンッ
思いっきり僕に倒れ込んでくる。
ポスッ。
むなしく倒れる音。
がたんごとん、がたんごとん______
嗚呼。
音とともに通り過ぎていった僕の見たかった電車。
終わった。
誰かと思ってその少女をやや怒り気味にみると。
悪夢か、と思わせるように亜さんがいた。
「ひえぇぇっ!ごめんなさいごめんなさいっ!!」
「...いい加減にしてくれ...!」
やや涙目で僕はたちさった。
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