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「ねぇ、瀬菜ちゃん？」

「何。」

「瀬菜ちゃんて、ヤンキーだった？」

「にゃ！誰から聞いた...ゲホ、ゲホ...。」

「誰って、結華ちゃんから・・・。」

「結華かぁ・・・。ハァハァ・・・。」

瀬菜ちゃんは、さっき買った、ジュースがのどに詰まったらしく、苦しそうにしている。

「結華から、ど、どこまで聞いた・・・？」

「ほとんど聞いてない。」

「ふぅ。」

「瀬〜菜ぁ〜！！」

ギュ。

「や、やめてよぉ〜！」

あ〜良いなぁ♪伊歩ちゃん。瀬菜ちゃんを抱きしめて。

でも、流石瀬菜ちゃん。あっという間に振り払った。

「やめてよね！？」

「う〜ん。どーだろ？」

「生意気！！」

「瀬菜！！」

「...次は誰ぇ。・・・なんだ、結華かぁ。」

「ねぇ、瀬菜、伊歩ちゃんは良いから、日向と遊んであげな。寂しがってたぞぉ〜！！」

「・・・。ハァ。いくよ、日向。」

「え・・・？」

「行かないの？」

「ハァイ！！」

結華ちゃんは、ニッとわらって行って来いと行っている。

ありがとう。

俺は、でも、やっぱり瀬菜ちゃんが１番好きなんだ、と思う。　

ため息をつきつつもなんだかんだいって、いつも俺の近くにいてく

れる、そんな瀬菜ちゃんも好きだし。

だから。俺は。いつも瀬菜ちゃんが大好きなんだ。







　　　　　　　　　　　　　　END