コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 美少女、みつけました。 コメを私に.......! ( No.238 )
日時: 2013/07/30 09:29
名前: 乙川暮愛 (ID: j.y7OH4U)

パシャリ、パシャ、パシャ。

「キターっ!なんとなんと、教師と生徒の禁断の恋愛!?歪んだ関係!......スキャンダルキターッ♪」

わたし、弥柳珠洲は、いつものように張り込んでいた。
そしてスキャンダルをいつものように掴んで、新聞の執筆に励む。

「......スキャンダル、掴めた_?」
「あ、玲。」

蒼柳玲。口数は少なく、話す時は必ず「.......」がつくムッツリ。
わたしの仲間にて、幼馴染み。

「...うん、凄く良い情報が掴めたわ。明日がとても楽しみ♪」

「......そうか。」
「ちょっと校舎を廻って来るわね。」
「......分かった。」

色々な情報を集めたり、たくさんの写真をとっている。
気配も薄く、わたしもたまにギョッとすることがある。
わたしの相棒で、”恐怖の柳達”と呼ばれているらしい。

玲とわたしが組めば、掴めない情報はないの!

わたしは新聞部部長、玲は新聞部副部長。
この二人で主に切り盛りしている。
記事を書くときは手伝ってくれるし、耳寄りの情報は全て教えてくれる。

まぁ、はっきりいって良い奴だと思う。


「...........あ、桐生日向......。」

わたしはそこで足を止める。
「...日向、かぁ。」
少し赤くなる。

「...あ、珠洲さんじゃないですか。どうしました?またスキャンダル探し中ですか?」
苦笑しつつ、日向が話しかけて来る。
「......まぁ、そんなものかな。」

「そ、そうですかぁ。」
苦笑いしたまま、でも優しく、体調崩さないよう気をつけて下さいよ?といい、日向は何処かへ行った。

「.........全く、もう......。」

格好よすぎよ、日向。

そう、わたしは日向が好きだ。



______これは、まだ桐生日向が一ノ瀬瀬菜に惚れる前の話。



第7話 新聞部長は美少女