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１章　突然の死

「お母さん、あのね、今日クリスマスなんだよね？」

「そうよ。」

「プレゼント、くるかなぁ？？」

「くるわよ、きっと。」

「そうだ。結華はいい子だからなぁ！」

「ほんと？やったぁ！お父さん大好きぃ！」

「ははは、お父さんも大好きだぞ。」

「お母さんは？」

「お母さんも、大好きぃ！！」

「よかった！お母さんも大好きよ！！」

小１のころのクリスマス。

私は、幸せでいっぱいだった。優しいお父さんにお母さん。

暖かい部屋でそんなことをいろいろ話していた。

そんな、クリスマスイブ。






「メリィクリスマァス！！」

「あはは、お父サンタだぁ！！」

そう、お父さんはいつものようにお父サンタになって、私を笑わせてくれた。

やっぱりお母さんも、手作りのケーキを披露してくれた。

しょっぱかったり、甘すぎたりしたけど、とてもおいしかったのを覚えている。