コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ☆CLOVER☆ ( No.35 )
- 日時: 2012/05/14 20:53
- 名前: かがみ ◆CijpBuWabs (ID: JkjZHF0x)
○o。. オリキャラ短編 真っ黒少女と真っ黒コウモリ .。o○
少し紫がかかった黒い雲。空を走る横殴りの強い雨。
-------今日は、何かが起きそうな気がする。
自分のベッドに座って、あたしはそう嫌な予感がした。
ゴロゴロッ!
びくっ!
あたしは、ベッドの上で半分浮き上がった。
その瞬間、空に白く光った雷鳴が響き渡る。
(雷、怖いよぉ・・・・・・!)
せっかくの休みだけど、今日は自室でゆっくりしておこう・・・・・・。
あたしはそう心の中で呟くと、水色のカーテンをサッと閉めた。
「あの・・・・・・」
「ひゃあ!?」
急の大人しそうな声に、あたしは数センチ飛び上がった。
振り向くと、大人しそうな女の子-------同じクラスの、サイラ・カミールちゃんがいる。
「ああ、びっくりした・・・・・・。サイラちゃんか」
「あの・・・・・・驚かせてしまったのなら、ごめんなさい」
サイラちゃんは、申し訳なさそうにシュンとうつむく。
「あ、ごめん! あの、あたしがびっくりしたのはね・・・・・・その、コウモリなの」
あたしは、サイラちゃんの肩にとまっている、真っ黒なコウモリをビシッと指差した。
サイラちゃんは、さっきよりももっと寂しそうに、下を向く。
「この子、私のフェアリーでククルっていうんですけど、皆に怖がられちゃってるの・・・・・・」
サイラちゃんは、コウモリの乗っている肩を少しすくめた。
「それで、あたしに何の用事が・・・・・・?」
「あの、ククルは、本当は怖い子じゃないって、皆さんに伝えて欲しいの」
「へ?」
あたしは、首をかしげて、こう言った。
「あのね、ククルって、初対面の人なら大体怖がっちゃうの。見た目でね・・・・・・」
サイラちゃんがこう言った瞬間、右肩に乗っていたククルが、バサバサと大きく羽を広げた。
確かに、真っ黒い羽毛に、リンゴのような赤い目。
怖がっちゃうのも、ムリないかも・・・・・・。
「それで、あたしはこの子の良さを広めればいいんだよね?」
「そう。とっても優しいから。よろしく」
そういうと、踵を返して、サイラちゃんは扉へと向かって歩いて行った。
あたしに、任せといてっ!
「ね、よく見ると、とーっても可愛いでしょ?」
あたしは、この子の良さをきちんと、隣の部屋にいたミリアちゃんに言った。
すると、ミリアちゃんは満足そうにうなずいて、
「確かに、ちょっぴり可愛い・・・・・・かも」
「やったあ!」
あたしはククルを抱きしめた。
そして、ククルは嫌そうな顔をする。
そんなかんじで、部屋の女の子には全員に広めて回りました♪
そして、バサバサッと、ククルは小窓から外に出ていく。
少し休憩しようと、部屋に戻ってランプを付けた時、
「リリーさん」
背後で、ゆったりした声がした。
「サイラちゃん!」
「さっきね、部屋の人にククルを見せてきたら、『可愛いね』って、話しかけられたの。じゃ」
サイラちゃんは後ろを向いて、スタスタと自室へと戻って言った。
扉を開けた瞬間、ふと目が合って・・・・・・口パクで、何かを言っていた。
あたしの目に狂いがなければ・・・・・・あれは、『あ・り・が・と・う』
〜編集後記〜
ごめんなさい、絶対キャラ違いますよねw
まあ、また言ってください!
そして、間違えて書いてる途中で送信ボタンを押してしまいました。
修正はしましたが、それを見てしまった人はごめんなさいっ!