コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 【参照四百突破!】☆CLOVER☆【ありがとうございます!】 ( No.70 )
- 日時: 2012/06/14 19:59
- 名前: かがみ ◆CijpBuWabs (ID: u5JYbeHw)
○o。. 二十八話 嘘ホント? ドッペルゲンガーと僕 .。o○
「でね、今日ね、一組のコが見たんだって! 自分とソックリな、『ドッペルゲンガー』を!」
「やだ、こっわ〜い! アズ、泣きそう!」
「アズリちゃん。泣いたらうるさいよ」
授業が終わって、ゆっくりできると思ったら、召喚室はとんでもない話題にあふれていた。
どうやら、この学校の生徒が何人か、『ドッペルゲンガー』にあったらしいから……。くだらない。あたしは、そういうのは、あまり信じていないんだ。信じたって、何の得にもならないし。
「ねー! リリー! ドッペルゲンガーって、何?」
いきなり、ポンと肩を叩かれた。振り向くと、綺麗な緑髪を高いところで一つに縛ったミリアちゃんがいる。
今日は、少し長めの前髪を、黒色のピンでクロスさせていた。
「ミリアちゃん。あのね、ドッペルゲンガーって言うのは……」
「ちょぉっと待ったぁ!」
あたしの言葉を遮って、いきなり高くて可愛らしい声がした。あたしの隣でどや顔をしている背の低い少女は、ついこの間このクラスに来た、レミリア・マーガレットちゃん。金髪の長い髪を揺らして、自慢げに笑っている。ちなみに、あだ名はレミーちゃん。
実は、レミーちゃん、この学園の近くにある小学校から転校(?)してきたの。理由は、あまりに賢すぎて博士になれるくらい頭が良いから。
それに、レミーちゃんは、不可思議な現象とか妖怪とかに凄く興味があって、いつもそういう本を読んでいることが多かった。特に、目立ちたがりというわけではないんだけどね……。
こうしてみれば、普通の可愛い女の子なんだけど……。
「ドッペルゲンガーってのは、その人そっくりの形をした、妖怪みたいなものなの! 必ず、その人に関係がある場所に現れるんだよ。それに、ドッペルゲンガーを見た人は、もう死期が近いって言われてるんだけど」
「へー、詳しいね!」
レミーちゃんの説明に、ミリアちゃんは凄く関心した様子でこう言った。あたしは、無視?
……でも、ってことは……。
「ねぇ、レミーちゃん」
「なぁに? リリーちゃん」
「見た人は、死期が近いって言うことは、それを見たっていう噂の上級生や一組の子達は近いうちに、死んじゃうの?」
「まぁ、そういうことになるねー」
え!? それはちょっとヤバいんじゃ……。
その時、あたし達の会話をそばで聞いていたサトミちゃんやアズリちゃんが興味深そうな顔で近付いてきた。
「さっきの話、本当なの!?」
「死んじゃうの? やっぱり、こわーい!」
ああ……。なんか、疲れた……。もういいや、寮に戻ろう。
次の日は、学校の校区内ならば、少しだけの間、自由に食事をしたり買い物をしたりすることが出来る時間があった。
あんまり外に出てないし、久しぶりに気分転換に行こうかな。
門を出て、木のベンチでノートをパラパラとめくりながら珍しくテスト勉強をする。日の光が、少しずつあたって気持ちいい……。
「……えっ?」
ふと顔をあげたあたしの目に入ったのは、あたしと瓜二つの顔をした女の子-------あたしの方をわき目も振らずに走っていくと思ったら、急にこっちを向いた。
ニヤッと、その少女は不気味に笑う。間もなく、タッと走って行った。
あたしは、ノートを取り落として茫然と立つ。しばらくの間、何も考えることは出来なかった。
あれは、もしかして-------!
