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第十三話『Is it a true feeling?』


皆と遊ぶのは、すごく楽しい。


その反面、確実に揺らいでる自分がいる。


——私、馬鹿だ。




＊＊


秋休みに入り、しばらく学校が休み。
そのため、最近はずっと誠たちと遊んでいた。


相変わらず、誠の優しさや言葉に揺らぐ気持ちの方が大きかったりする自分がいる。
そんな曖昧な自分が嫌で、自己嫌悪することもしばしばだった。
だけど、皆と遊んでる間は恋の感情なんてものは、忘れる事は出来た。


そんな日々を繰り返し——。
今日も皆と遊び終わって、満足して家でのんびりしている時。
世良から、こんなメールが来た。


from.世良
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あのさぁー
えま、まことのこと
どうおもう？
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突然すぎるそのメールの内容に、私は思わず飲んでいたジュースを吹き出しそうになった。


from.依麻
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突然なんで？ｗｗｗ
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from.世良
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いやー
えまはまことのことどう思ってるのかなぁ
って思って
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from.依麻
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うーむｗｗｗ

普通に考えていい人だと思うよ＞＜
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from.世良
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好きでわない？
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世良のそのメールに、思わず言葉に詰まった。
そして、しばらく考えた結果。
打った答えが、これだった。


from.依麻
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わかんないヽ(。ω゜)ノｗｗｗ
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from.世良
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てことは
脈はあるのかぃ？
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from.依麻
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わかんないヽ(。ω゜)ノｗｗｗ
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自分でもわからない位、わかんないづくし。
でもなんで、わかんないって言っちゃったんだろう。


何日も、壱の姿を見ていないから？
だから、気持ちがわからなくなっている？
でも、そんな事で揺らいでいいのか水城依麻！


「……あー、もう」


考えれば考えるほど、わからなくなっていく。


from.世良
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まぢか（笑）
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from.依麻
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あひょヽ(。ω゜)ノ

なんかねぇ、もうねぇ〜
頭がヽ(。ω゜)ノ←になってるｗ

まぁまた今度、色々話そｗ
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私はそう送り、逃げることにした。
逃げてるだけじゃ、何も解決しないのに……。
でも今は、逃げるしか方法が見当たらない。


このままいったら、自分が誰を好きなのかわからなくなっちゃいそうで——。


そんな自分が、つくづく弱いと改めて実感した。