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Re: 夏はきらいじゃ無い 〜5月〜 ( No.81 )
日時: 2012/12/20 15:17
名前: 工藤 杏 ◆8SqUCOTuGQ (ID: q4MzvCIN)

書き方等、変ってるかもしれません。ご了承下さい。




季節はもう、あたたかな春。 早々と、5月がやって来て10日が経った。
「おはよ〜う」
「おっはよぉ!!! 」
私がまだ寒そうにりっちゃんに挨拶をすると、嬉しそうな挨拶が返って来た。
「……どしたの?? 」
「え、なんで!? 」

ちょっと、とぼけないでよ。

「いや、めっちゃ嬉しそうな挨拶だったんだもん」
「気のせいでしょ〜〜」

ゼンゼン、気のせいじゃないと思います。
めちゃ、うれしそうです。

「それより、5月なのに寒いね」
もう五月になったと言うのに、まだ3、4月の空気が漂う。
私はわざと、話を変えてみると、もうりっちゃんはふくれた顔で私をみつめている。
「文夏、酷くない?? 」
「え〜〜〜〜」
「もう、いいよっ〜」
少し残念な様子で、りっちゃんはそう言った。

「文夏ぁ!!! 」
そう言えば、何日か聞いてなかった声が、朝学活を終えると私を呼んだ。
「なぁに? 春」
そう、久堂 春だ。

春とはクラスが違って、隣のクラスにいて、ちなみに4組だ。
りっちゃんとは同じクラスで、
野々宮 悠希は1組。
結子たち(結子yuuko、咲蘭sakura、穂minori)は、三人みごとにそろって2組。

「頼むよ文夏! 次、社会科なんだってぇ!!! 」
「仕方ないなぁ……」
どうやら社会の教科書を貸して欲しいらしい。
「お、はる、お前なーんで羽柴に頼む訳〜? 」
私と同じクラスの男子が春をからかう。
「んだよ、悪い?? 幼なじみですっー」と、春が言った。
「仲いいって良いたいの? 」
一瞬、春は黙った。そして、左手で教科書を受け取った。
「……バッカじゃねーの」

そう言って、春は立ち去ってしまったのだ。