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Re: ひとびと ( No.11 )
日時: 2012/10/10 21:36
名前: 音羽 (ID: LZNmYCgd)

第十話

「あのー」

ランプの明かりが細々とともるだけのくらい廊下。

私って黙ってられない性格なのかな?なんとはなしに前を歩く少女に声をかける。

「おいくつですか?」

「え?わたし?ですか?」

「そうそう」

「15です」

15かーー。若いなー。

「あ、この部屋です」

そういって、ランプを私に渡した。
……灯りこれだけ?

「ごめんなさい。この国って大体電気不足で。こないだちょっと事故があって、一時的に電気の供給されてないんですよ」

なんか、どこかの国みたいね。電気の事故って。

「ああ、そうなんですか」

「あ、でもこのランプ結構もちますので。明日は朝食、何時が良いですか?運んできます」

あ、どうも。

「えーと、じゃあ8時くらいで良いですか?」

「はい。8時ですね。わかりました。ではごゆっくり」

そういって、少女はくらい廊下をなれた調子で戻っていった。