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Re: Name-永遠-【誰かいらっしゃってー!!!】 ( No.42 )
日時: 2012/08/03 22:39
名前: 優蘭 (ID: mwHMOji8)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

第9話【人々】


「…すごい」
「おい、口」
目のまえに広がる景色に唖然として口が空いたままだった…

でも本当に
あたしがいたセカイと一緒のような感じがした。


「じゃ、学園長のとこに行くか …永遠」



疾風はぼそっと呟いた。





…とわ。 永遠。 あたしの名前?
「ね、ねぇ!」

「あ``?  お前の名前の事については 学園長から聞け。」

「え??? あ うん。」


疾風って人のココロ読めんのかな…?
何でいっつもわかるんだろう…?



しばらくして疾風の後ろを歩いて 人が多くなってきたところへと向かっている。
すると…———
「永…遠様!!!!!」


一人の少女があたしを 見て叫んだ。
少女の顔はひきつっていいる。

その叫びにより、疾風とあたしは注目の的になった。
「やべぇな。」

いままでは冷静だった疾風が焦っている。
なんで やばいんだ?

「おい、お前!  走るぞ。」
グイッ
裾を急に引っ張られる。

「ちょっと、まってまって!!!  何で走んの??」
「黙って来い」

 走っている間、たくさんの人があたしと疾風を見て「永遠様!!!」「疾風様!!!」とくちぐちに言っていた。

…??
なんでだろう?


すると、大きな大きな門が待ち構えていた。
「でかっ」
思わず声にでた。


「…ふぅ。 行くぞ。」 何の音もしない空間で静かに、そして少し 棘のある低い声が響いた。