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Re: 僕らの友達 ( No.11 )
日時: 2012/06/07 19:03
名前: 蓮 (ID: nlCdadAl)

     〜第1話〜 ☆瑠璃☆   
     ○o。.新しい日常.。o○


 ここは、6年2組。僕達双子は、全く別の生活をしている。
僕の名前は瑠璃。
話しかけてくる人はたくさんいる。でも、友達はいない。

紅は一人か。 いじめられてないだけマシかな。

A「なあ!今日もやろうぜ!」

始まったか。

A君が今日も紅をいじめようとしている。

あっ、紅が殴られた、まわりのやつら、邪魔!
もう放課後だから帰りたい+紅背負って帰らないといけない=超疲れる。
最悪だ。

最近はいつもこうだ。
「A」というのは、いじめグループで一番強いやつだ。

僕は、あそこへ行って止めなくてはならない。でも、そう簡単には行けない。
皆は、紅を無視するから。紅とは関わらないから。
先生も、見て見ぬふりをしている。

早く、引っ越ししたい。

そんな時、お父さんとお母さんが大ゲンカして、離婚した。
どちらも、僕と紅を引き取ってくれなかった。
だから、施設の人が、しばらく預かってくれる事になった。

そして、この前、僕達は引っ越す事になった。

あと、3日の辛抱だ。


*     *     *


あと2日。

紅は、相変わらずいじめられている。

この日、学校でお別れ会があった。



・・・僕だけの。



*     *     *


明日だ。
明日になれば、ここから引っ越せる!

紅は、いじめられていて、普通よりもひどいいじめに思えた。

どうして?
なんでこうなるの?


*     *     *


やっと引っ越し当日だ!

僕は、施設の人に、

「学校へで、挨拶しておいで。」

と言われた。
絶対に嫌だ!

施設の人が、

「引っ越し場所は、田舎だよ。」

と、教えてくれた。

田舎?
どんな所だろう。

「紅。田舎ってどんな所だろうね。」

「・・・うん・・・・・・。」

動揺してるのかな。少し、困った顔をしている。
皆の前でこんな顔してる紅、見た事ない



僕達が来たところは、山に囲まれた村で、

【美里村】

と言うらしい。

この日は、快晴だった。

僕達の家になる家の前まで来た。
話によるとここで、2人で暮らすらしい。

なんだか、嬉しいような気がする。


「うわぁっ!!」

いきなり紅が叫んだ。

「なにか見えたの?」

とりあえず聞いてみた。

こんな話を紅としたのは何年ぶりだろう。
お母さんとお父さんの仲が良かったときは、よくこういう話をしたけど・・・。

「うん。あっちに、人じゃないものが立ってた。」

「人じゃない?」

「毛がたくさん生えていて、小さかった。」

「え・・・。」

僕と紅は、しばらく黙ったままだった

ついた家は、山のふもとにあるらしい。

学校までの道のりは かなり遠い。

これからどうなるんだろう。


     ○o。.終わり.。o○ ☆瑠璃☆