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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- 【思わず触れてしまいそうになった】 ( No.17 )
- 日時: 2012/06/12 22:27
- 名前: 狼鳶 ◆InzVIXj7Ds (ID: pVoFPF2t)
【思わず触れてしまいそうになった】
放課後、俺はセンコーに呼ばれて学校に残っていた。
外はもう夕日でオレンジ色に染まっている。
いつもは直ぐに帰るから、こんな時間まで学校に居たのは初めてだ。
「あ〜、くそだりぃな」
愚痴りながら俺は図書室の前を通った。
ふと図書室の中を見ると、そこに女子生徒が居た。
何も考えず、俺は図書室の中へ入っていった。
そこに居たのは クラスメイトの倉地(クラチ)だった。
「って、寝てんじゃん」
倉地は書きかけのノートの上で寝ていた。
その寝顔がとても綺麗で、可愛くて……。
俺は無意識のうちに倉地の頬に触れようと手を伸ばしていた。
「ん……」
触れるか触れないかくらいで、倉地が身じろいだ。
俺は慌てて伸ばしていた手を引っ込めた。
暫く様子を窺っていたが、起きる気配は無かった。
俺はカバンを持って直ぐ様図書室を出た。
早歩きになるにつれて、早くなる鼓動。
「くそっ、何だってんだよ……」
顔が赤いのは 夕日の所為。
・‥…━━━★・‥…━━━★・‥…━━━★
【後書き】
青☆春!!
良いねぇ〜青いねぇ〜(笑)
『書きかけのノートの上で〜』のところですね
本当にノートの上で寝ているのではないですよ!
机に伏せて寝ているんです。補足しておかないと
前者のように捉えてしまうかもしれないので(笑)
実際、書いていた私がなりました(笑)
そしてそして。タイトルを付けるのに悩みました。
『思わず触れて〜』or 最後の『顔が赤いのは〜』で。
今度は『顔が赤いのは〜』で一本書きたいと思います。
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