コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- 第二話 〜阿鼻叫喚の宴〜 其の三 ( No.19 )
- 日時: 2012/06/26 00:06
- 名前: yuunagi(悠凪) (ID: wfu/8Hcy)
- 参照: http://ncode.syosetu.com/n0274ba/10/
——ガブリエルさんが来場しました。
ガブリエル〈こんばんみ〜〉
ミカエル「こんばんは〜」
ラファエル『こんこん』
ガブリエル〈今日は盛り上がったねぇ〜〉
ラファエル『あれで盛り上がっていたように思えますか?』
ミカエル「同感だ」
ガブリエル〈ありゃ? お二人さんには不評だった?〉
ラファエル『ええ、全くです』
ガブリエル〈もしかして、ラファちゃん。怒ってる?〉
ラファエル『怒ってないですよ〜。今日の収益が少なかったからって、別に〜』
ガブリエル〈……怒ってるじゃない〉
ミカエル「……色々と気苦労が絶えないんだろうよ」
ガブリエル〈そういうもんかね?〉
ミカエル「そういう物だろ」
エミル[——あ、あのぉ〜]
ガブリエル〈わお!〉
ラファエル『わっ!』
ミカエル「うお!」
ガブリエル〈ばびった〜〉
ミカエル「確かに……」
ラファエル『えっと、どうかしました? エミルさん』
エミル[お邪魔して、すみません!]
ラファエル『良いんですよ。そもそも、ここはメンバーとのコミュニケーションの場ですから気にしないでください』
ミカエル「まぁ〜今となっては、三人しか使用者はいないけどな……」
ガブリエル〈んな事ないよ〜、ミカエルくん。会話に参加してないだけで僕らのやり取りをニヤニヤと眺めているメンバーもいるみたいよん〉
ミカエル「マジか!?」
ガブリエル〈だしょ? エミルさん〉
エミル[え! こ、ここで僕に振りますか!? ——で、でも、ガブリエルさんの言う通り、他にもいると思いますよ。だって、お三方のやり取りはおもしろいですから]
ラファエル『……恥ずかしいですね』
ミカエル「……ああ、そうだな」
ラファエル『で、エミルさん。何か要件がお有りなんですよね?』
エミル[あ、はい。それが最近、巷で通り魔事件が多発しているそうなんですよ。メンバーの何人かが被害に遭ったとか遭わなかったとか……]
ガブリエル〈それは、おもしろくない話だねぇ〜〉
ミカエル「確かにな……」
エミル[い、一応そのご報告だけでもと思って……。も、盛り上がっていた所、お邪魔してごめんなさい!]
——エミルさんが退場しました。
ラファエル『あっ……』
ガブリエル〈行っちゃった……〉
ミカエル「ふむ、通り魔か……」
ガブリエル〈……何だか、見計らったようなタイミングで起こってないかい?〉
ラファエル『と、言いますと?』
ガブリエル〈ほら、前の通り魔事件からちょうど半年だよ?〉
ミカエル「そう、だっけか?」
ガブリエル〈そうだよ。だって、ミカエルくんがちょうど半年前に起こった通り魔事件で負傷して、めでたく退院してからのこの通り魔事件でしょ? 裏がある様にしか思えないんだよね〜〉
ラファエル『か、考えすぎじゃないでしょうか?』
ガブリエル〈いやいや、それぐらいの疑いを持って事に当たった方がいいと思って言ったんだけどねぇ〜。——ラファちゃんも他人事じゃないっしょ?〉
ラファエル『それは……』
ミカエル「おい、ガブリエル。あたかも俺たちがこれからこの件に首を突っ込もうとしているような言い草じゃないか」
ガブリエル〈でも、その通りでしょ? ミカエルくん〉
ミカエル「……ああ」
ラファエル『まぁ〜。首を突っ込むなら気を付けろって事ですよね』
ガブリエル〈だぬ。半年前の事件と同一人物なら顔を見ちゃっているであろう、お二人が一番危ないからね〜〉
ミカエル「……分かった、気を付ける」
ラファエル『うん、私も……』
ガブリエル〈じゃ〜活動は明日からって事で、今日は解散! おやす〜〉
ミカエル「おやすみ〜」
ラファエル『おやすみなさい』
——ガブリエルさんが退場しました。
ミカエル「ラファ、大丈夫か? もし、怖かったら……」
ラファエル『うん、大丈夫だよ。同一人物とはまだ決まってないからね』
ミカエル「そうか……。じゃ〜無理するなよ」
ラファエル『うん、ありがとう』
——ミカエルさんが退場しました。
ラファエル『……違うよ、ね?』
——ラファエルさんが退場しました。
——レヴィアさんが来場しました。
レヴィア【もう少し。もう少しで、アナタを救える。だから、私の勇姿をその目に焼きつけて……。そして、そのまま私を——】
——レヴィアさんが退場しました……。