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つづき




あたしは５日前に中学生になったばっかり。
まだ、淡い桜色をした花びらが舞っている校内で≪ガーデンコンサート≫が行われている。

「音楽……すごいね」
あたしの横で眼鏡をかけて髪をサイドにまとめ、大人びた顔立ちの幼馴染みの　智乃　がぽつり、と呟いた。


「…ねぇ、智乃。」
あたしもたった今　オンガクに魅了されているゆえ、声が上ずる。
「あたし、音楽部に入り…たい!」


悠が急に呼びかけてきたため智乃はおどろいたがすぐに「一緒に行こ!」
と悠を楽器体験へと誘った。




悠と智乃は　たくさんの≪音≫のする方へ足を運んだ。