コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

 怖い魔法 ( No.3 )
日時: 2012/06/17 00:05
名前: 自分. (ID: zlsHcGtF)

気が付いたら、

あなたのことを追いかけていた。

どんなに人混みに紛れても

すぐ、見つけることができると思うんだ。

騒がしい雑踏の中でも

あなたの声だけしか聞こえない。

あなたに話し掛けられる度、

独りでに鼓動が走り出すんだ。

私があなたの名前を呼ぼうとすると

喉が掠れてしまう。

あなたと視線が合えば、

首と目線が息ピッタリに反対側へと動いてしまう。

あなたの姿を思い浮かべると

頬が熱くなる。


どうやら、私は魔法にかかってしまったらしい。

ねぇ、あなたが悪いんだよ。

はやく、この魔法を解いて。









はやく、この気持ちに気づいて。