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「つ・・杖は・・・何処にあるの？」
「真っ直ぐ行って下さいましたらすぐわかると思いますが・・・。」

僕は云われたとおり真っ直ぐ進んでみた。
中は薄気味悪い。だけど何だろう。何か不思議な力を感じる。
まぁいいや。僕はさっさと杖を探した。

此れは・・・墓？何故こんな所に？
此れは・・・誰の墓なんだ？

魔法の杖を持って帰ってきた僕の顔色はかなり悪かったのだろう。
「どうしたんですか？」
僕を心配してくれた。でも・・・、
「いや・・・。」
と云えなかった。
「どうしたんですか？」
「じゃ・・あ・・敬語はヤメてね・・。」
「あぁすいません。恐れ多くもタメ口にさせていただきます。」

本当はずっと気になってたんだ。


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