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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ▽cram school story *塾ヲ攻略セヨ!!* ( No.14 )
- 日時: 2012/06/25 18:44
- 名前: 神崎仁 ◆bbWfSKYEhU (ID: z8eW1f9u)
06 東咲先生side
「はぁ…」
「どうされたんですか? 昨日なんて神薗先生を怒らせたくらいのことしでかしていたくせに」
ここは、教員室。
隣の席の櫻井先生はあくまでも教科書を眺めながら、言う。
「櫻井先生。一言多いです」
「ふん♪バーカ!」
ニコニコしたイケメンの笑顔。
30代前半らしいがその姿、顔は、「まだ20代前半です」と紹介しても疑われないであろうとぐらい、若々しく、美しい。
しかも、理数系の秀才。
勿論、女子の中では人気上位。
「っていうか、バーカって…」
「♪」
櫻井先生は僕の言葉を、さらっとさわやかな笑顔で無視し、教員室を出て行った。
僕は「はぁ…」とため息をつくと、机に突っ伏す。
昨日初の授業でいろいろ疲れていた。
授業の後には、神薗先生からの呼び出し…。
しかも、なんか生徒(新里)暗いし。
「はぁ…」
「どうされたんですか?」
振り向くと、内海先生が教員室のドアのところに立っている。
内海先生は、僕と同い年だけど1年年上の先生。
顔は、女性アイドルグループに入っていてもおかしくないような、美しい顔立ち。
ここの塾の、アイドル的先生の一人。
僕だって最初逢った時に「ドキッ」と心臓が高鳴った。
「いや…いろいろありまして…」
「そうですか…」
内海先生は持っていたプリント類を机に置くと
「頑張ってくださいっ!私も応援してますから」
と言って微笑んだ。
男の誰もがときめいてしまうような微笑で…。
「頑張ります!!」
僕は、即答していた。
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