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向日葵の破片。  -Himawari No Kakera。- ( No.28 )
日時: 2012/10/14 13:22
名前: 透子 (ID: VEcYwvKo)

第二話Ⅳ*孤独×自立


これで洋平と離れなくてすむ。

安心しきる美湖をよそに、夏愛は毎日のように洋平に訴えていた。


「ねぇ、お祓いに行こう。私、耐えられないの。それは……瑠司は嬉しそうに話すけど、だけど、私は……」


しつこいな、と思った。
しつこいけど……夏愛のいう事は正しい。


今、洋平が守り、愛すべきものは家族。
夏愛と、瑠司————。


夏愛の訴えに洋平は重々しく首を立てに振った。