コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ようこそ ! 我らが青春部へ ! 【season1×1更新】 ( No.6 )
- 日時: 2012/07/31 13:26
- 名前: 夏目 ◆x59qz04G1I (ID: fbqYC.qT)
- 参照: ▼ season 01 青春部はじめました
片方の口角を微妙にあげてニヤニヤと笑うそいつは初対面で名前も知らなかった。
「 へー。お前本多っていうんだ。まさか本条とできていたぁごふぅっ 」
「 一回しんでこいよ久坂 」
久坂と呼ばれた男子の腹にパンチを叩き込む雅ちゃん。先程まで私に見せていた表情とはまったくの別物で片方に眉を吊り上げて睨みつけている。それに対し久坂はあえての無表情。
「 そうですよ、本多ですけど。名字絶滅危惧種の本多ですけど 」
「 久坂恵太。そしたら希少種の久坂じゃね 」
ニヤニヤからニコッに口元がかわると自己紹介され下の名前が判明する。
とても久坂と藤堂君は対照的だった。
藤堂君はとても好青年。黒髪で寝癖もなくワックスなどもつけずサラサラした髪をうなじが見えるあたりで切られている。いわゆるスポーツ少年的な感じ。実際サッカーやってるし、頭もよさそう。
それに対して久坂は陸上部で少しチャライ。チャライと言っても金髪とかじゃないしピアスもあいてない。ただ髪型がいわゆるアシメ、ワンブロでちょっと厳つい。
「 つかずっと気になってたんだけど青春部って何するの ?? 」
タイミングがタイミングだが気になっていた事を聞いてみた。
青春部といってるが実際何が青春なのか分からないしむしろ黒春とゆー感じだし入っていて青春できるといっても逆に難しいと思われるし。
「 えっ ?! 活動内容…… ?? 」
困ったように雅ちゃんが応えると久坂と藤堂君で会議を始めそれに雅ちゃんも加わる。
しばらく放置プレイをかまされると思うので部屋の掃除を再開。
「 ……おい、青春部ってその前になんだよ 」
「 ……久坂お前知らないのにこの部入ったのかよ 」
「 ……だって大地にさそわれただけだし 」
「 ……とりあえずこう言えば ?? ほら—— 」
「 ……よしそれでいこう。んじゃ発案者の藤堂が言ってよ 」
「 ……えっ !? 俺 !? ……わかったよ 」
とりあえず会話が全部聞こえてますよと。
「 茜ちゃん !! 」
雅ちゃんの声に反応し顔をあげると久坂に背中を押された藤堂君が目の前に。
「 えーと、この部活の説明ですか ?? うーんと……あっ !! “青春”する部活 ?? です !! 」